ADA2006 in Washington DC ドクターコメント速報
PROactiveで得られたエビデンスを、実地臨床に応用する
植木 浩二郎 先生
東京大学大学院 医学系研究科
糖尿病・代謝内科 21世紀COEプログラム 助教授
東京大学大学院 医学系研究科
糖尿病・代謝内科 21世紀COEプログラム 助教授
糖尿病治療の最大の目的は、血管合併症の発症予防である。残念ながら、生命予後に最も関連が深い大血管症に関しては、単に血糖値を低下させるだけでは抑制できない。その意味で、大血管症を抑制するというエビデンスを有する唯一の糖尿病治療薬ピオグリタゾンを、実地臨床で用いることが推奨される。また、ピオグリタゾンは、血管合併症の原因となる可能性がある高インスリン血症をきたさずに血糖を低下させる特性をもつ。他の多彩な作用を含めて、非常に期待できる薬剤と評価している。