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今回の欧州糖尿病学会(EASD)におけるPROactive発表会場の熱気と興奮は、
7年前のUKPDSを彷彿とさせるものであった。ピオグリタゾンが2型糖尿病患者の心筋梗塞、脳卒中および総死亡を減らすことを示したPROactiveは、2型糖尿病治療におけるランドマークスタディといえる。
これまでにもピオグリタゾンは、基礎的データで抗動脈硬化作用を示すエビデンスが多く報告されているが、PROactiveによってそれが臨床的にも証明されたことになる。
日本人の2型糖尿病患者の治療においても、心筋梗塞、脳卒中の発症予防は重要な目標となりつつある。すべての2型糖尿病患者はこうした心血管イベントの発症リスクを有することを念頭において治療にあたるべきで、そのためにはピオグリタゾンなどによる早期介入も視野にいれるべきである。心筋梗塞が発症してreactiveに対処するのではなく、予知して予防するproactiveな考え方が必須で、そうしたパラダイムシフトが起こると確信している。 |