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われわれは、糖尿病患者における冠動脈インターベンション(PCI)施行後の長期予後がきわめて不良であり、糖尿病がPCI施行例における5年以内の心血管死の主要な危険因子のひとつであり、またPCI施行後、SU薬で空腹時血糖値が120mg/dL以下にコントロールできた群とそうでない群では、生存率や主要心血管イベント(MACE)に差がみられないことを報告してきた。さらにまた急性冠症候群(ACS)合併糖尿病症例において、SU薬やインスリンによる治療よりもチアゾリジン系薬やビグアナイド薬によってインスリン感受性を高める治療では、イベント再発率が有意に低いとの報告があり、われわれもPCI施行後のイベント抑制にはインスリン感受性の増強が重要と考えている。
今回のPROactiveの成績は、心血管疾患を中心とした解析が行われており、われわれ循環器医にとって非常に有益な情報を与えてくれている。PROactiveは心血管疾患を合併した糖尿病症例におけるピオグリタゾンの有用性を証明した成績であり、糖尿病患者における心血管イベントの発症抑制において、インスリン抵抗性の改善がきわめて重要であることを示しているといえる。すでに多くの患者にピオグリタゾンを処方しているが、この結果から、循環器医にとってピオグリタゾンが糖尿病治療の第一選択薬になったと考える。
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