WCC 2006 in Barcelona ドクターコメント速報
ピオグリタゾンの多面的作用が脳卒中抑制に関与
光山 勝慶 先生
熊本大学大学院 医学薬学研究部 生体機能薬理学 教授
熊本大学大学院 医学薬学研究部 生体機能薬理学 教授
今回のPROactive-Strokeの結果では、脳卒中の再発を半減(47%)させており、非常に早期の段階から差がでていることを考えると、糖尿病発症早期からピオグリタゾンを投与することが有効であると言える。
私共の研究室ではピオグリタゾンの脳卒中発症抑制機序について解明を進めているが、ピオグリタゾンの血糖コントロール以外の多面的作用が脳卒中予防に関与していると考えられる。特に、血管内皮機能改善作用、NO増加作用、酸化ストレス抑制、抗炎症作用等に注目する必要がある。今後、ピオグリタゾンが糖尿病患者のベース薬になる日も近いと考える。