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PROspective pioglitAzone Clinical Trial
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 PROactive サブ解析速報
 WCC 2006 in Barcelona 結果速報
ADA 2006 風景
脳卒中既往の2型糖尿病患者における
ピオグリタゾンの脳卒中再発抑制効果 ‐PROactive
サブグループ解析による検討
Effect of Pioglitazone in stroke prevention in type 2 diabetes:
a prespecified subgroup analysis of PROactive.
発表者: Robert G. Wilcox氏
       Queens Medical Center, Nottingham, UK 
経口糖尿病治療薬として初めて脳卒中既往例における脳卒中の再発を抑制
9月3日、スペイン・バルセロナで開催中の第15回世界心臓病学会議(World Congress of Cardiology: WCC2006)において、ピオグリタゾンを用いた大規模臨床試験PROactiveのサブグループ解析結果が発表された。PROactiveは経口糖尿病治療薬による心血管イベントの発症抑制効果を証明した初めてのエビデンスとして注目を集める中で、今回、ピオグリタゾン投与によって2型糖尿病患者における脳卒中の再発を有意に抑制することが初めて明らかにされた。
2型糖尿病患者における脳卒中の再発リスクを有意に低下
PROactiveは、大血管障害の既往を有する2型糖尿病患者5,238例を対象に、ピオグリタゾンの心血管イベント抑制効果を検討したプラセボ対照無作為化二重盲検試験である。
その結果、ピオグリタゾンは総死亡、非致死性心筋梗塞、脳卒中といったハードエンドポイントの発症抑制を示したほか、心筋梗塞既往例においても再発抑制を証明した。
そして今回のWCC2006では、5,238例のうち脳卒中の既往(試験登録の6ヶ月以上前)を有する984例(ピオグリタゾン群:486例、プラセボ群:492例)を対象に脳卒中が再発するまでの期間を比較したサブグループ解析結果が発表された。
その結果、ピオグリタゾン投与によって脳卒中の再発リスクは、47%の有意な低下が認められた(p=0.008)。また、心疾患による死亡、心筋梗塞(無症候性のものを除く)、脳卒中を合わせた発症リスクは、28%の有意な低下が認められた(p=0.047)。
代謝因子への影響と安全性
HbA1cはプラセボ群で平均0.3%、ピオグリタゾン群で平均0.9%低下し、プラセボ群に比して有意に低下した。また、トリグリセリドの有意な低下、HDLコレステロールの有意な上昇が認められ、血圧は両群間で有意な差がなかった。
安全性については、心不全による入院等の重篤な有害事象に両群間で有意差は認められなかった。
ピオグリタゾンの多面的な作用によって2型糖尿病患者の脳卒中発症・再発抑制に期待
2型糖尿病を合併した脳・心血管疾患患者のイベント発症リスクは非常に高いため、経口糖尿病治療薬が初めて脳卒中の再発を抑制するという今回の結果は、大きなインパクトを与える。Wilcox氏は、「RA系抑制薬やアスピリンなど最善の治療を行ったうえで、約3年という短い期間でピオグリタゾンが脳卒中の再発を半減させた意義は大きい。しかも血圧低下作用とは独立したピオグリタゾンの様々な抗動脈硬化作用が今回の結果に繋がった可能性が高く、今後は第一選択薬として用いることが推奨される」と結んだ。